平成21年度事業計画書

 

                                                                                

定款第4条(事業)の規定に従い実施する平成21年度の事業計画は次の通りである。

 

1.会議

1)総会     平成21年5月29日(金)16:00〜東京芸術劇場大会議室にて

         開催。協会の最高決議機関として、平成20年度事業報告、収支決算、

平成21年度事業計画、収支予算案及び定款変更に関する件の承認決

議を行い、平成21年度協会運営の基本方針を決定する。

 2)理事会    定例理事会を年間4回開催。協会運営に関する重要事項を審議し業務

の執行を決議する。

 3)企画運営会議 定例会議を毎月1回、年12回開催し、理事会の委任を受け業務の執

行を代行する。

 

2.委員会

1)事業委員会

教育研修部会、国際交流部会、編集部会及びインターネット部会を統括し、各部会担

当事業の基本方針を審議決定すると共に、所属4部会に共通の課題をとり上げ相互の

連携を計るため、年間4回の定例委員会を開催する。

平成21年度における各部会の主たる事業計画は次の通りである。

(1)教育研修部会

技術委員会所属の各部会との提携を密にして各種講演会・研修会の実現を計る

と共に年間4回開催予定の劇場演出空間施設の見学会を立案実施する。

(2)国際交流部会

OISTAT日本センターの中核を担い劇場芸術国際組織OISTATの活動

に積極的に参画すると共に、海外関連団体発行の機関誌概要の翻訳紹介等を通

じて国際交流事業の発展に努める。 

(3)編集部会

      劇場演出空間全般にわたる情報提供を目的とした機関誌JATETと劇場演出

空間技術並びに協会内の活動情報を主体としたJATET JOURNALの各々年2

回発行を実現して、会員及び関係先読者の期待に応える。

(4)インターネット部会

      ホームページとニュースレター「JATETニュース」の更なる内容充実を計

ると共に、E−mailの効率的活用により、編集部会と相携えて協会広報事

業の両輪としての積極的なPR活動を展開する。

2)技術委員会

   所属6部会の要として部会間の意思疎通をはかり事業活動の活性化を促進するため、

年4回の定例委員会を開催し、協会技術関連事項全般に関する基本方針を審議決定す

る。

   平成20年度における所属各部会の主たる事業計画は次の通りである。

(1)建築部会

      JATETフォーラム2007の中心的課題としての「舞台技術の変遷と今後

の方向性」において作成した年表の分析と更なる充実を計ると共に劇場建築を

中心に劇場の可変をテーマに調査研究を行う。

木造劇場空間WGとしては実態調査、実験及び研究会を継続実施する。

(2)機構部会

      部会を月1回又は隔月に開催し、その間必要に応じてテーマ別の小委員会を適

宜開催し、平成20年度から次の通りの継続事業を実施する。

・保守点検と運用上の安全に関する指針とりまとめ出版

・バトン等表示指針改訂出版

・機構操作盤制御盤周囲環境指針改訂出版

・運用基準検討プロジェクト協力

   (3)照明部会

      基本方針を審議決定する部会を隔月開催すると共に、小委員会及び調査研究会

を必要に応じて随時開催し、主として次に掲げる項目をはじめ懸案課題の具体

的な解決を計る。

新光源調査研究委員会

LEDを初めとする新光源や器具による実機確認テストの実施

・演出空間に於ける問題点の把握と可能性の検討

・省エネ効果などを含めた総合とりまとめ

演出空間用制御信号等調査研究委員会

      ・今後の演出空間における新しい制御信号設備の考え方や設計時の注意点、又

それらを使用するユーザーに対する参考資料などの作成を目指して調査研究

委員会を継続開催する。

JATET―L規格改正調査委員会

       定時見直し対象となるJATET規格を審議する委員会を設置し、次の2規

格について継続(確認)・改正・廃止の検討を行う。

       ・JATET-L-9130 「演出空間用照明機器類のダボ及びダボ受けの寸法規格」

       ・JATET-L-9140 「演出空間用照明器具のフィルタフォルダ及びフィルタ

フォルダ枠の寸法規格」

   (4)音響部会

      部会・分科会を必要に応じ適時開催し、21年度は主として次の通りの調査研

究活動を実施して新たな展開を図る。

・200Vに対応する指針の策定

 劇場演出空間常用電源電圧200V昇圧について電気音響技術の観点からの

考察

・安全対策

 劇場演出空間電気音響設備全般に係わる安全対策

(5)映像部会

      技術革新の影響が著しい情勢に対応して、広範囲の情報を迅速に収集、検討す

るため、本年度も部会、分科会の合同会議の月1回開催を目標とし、部会メン

バーの増強に積極的に努力して主として次に掲げる調査研究を行う。

・劇場、イベントにおける大型映像の利用手法

・大型映像による電子背景

・S−HDの実用化

・電子背景用近接投映の実用化

・Dシネマ・システムの規格統一

研修会としては学識経験者を招聘し実施すると共に、関連団体の主催する各種

研修会に部会として積極的に参加する。

(6)美術部会

日本舞台美術家協会、OISTAT(劇場芸術国際組織)、日本舞台技術総合セ

ンター等の国内外の関連団体との連携を深め、ソフト関連分野交流促進をはか

る。

特に伝統芸能の伝承を目的とした「舞台技術セミナー」に関しては、年12回

の定例セミナー開催に協賛し、積極的な協力をはかる。

 

3.特定事業

1)JATETフォーラム2009

  各部会の成果報告及び最近の活動状況と併せて劇場演出空間施設がかかえる諸問題

をはじめ、将来のビジョンを発表する場としての総合的なフォーラムを開催する。

2)講演会・研修会

    教育研修事業の一環として、学識経験者を招いて劇場演出空間に関連した講演会を

開催すると共に、技術委員会各部会の調査研究課題についての発表研修会を適時開

催する。

  3)劇場演出空間施設見学会

    施設関係者各位の協力を得て、年間4回を目標として劇場演出空間施設の見学会を

随時開催すると共に、昨年実施した韓国の代表的劇場演出空間施設の実体調査をと

りまとめる。

  4)機関誌JATET及びJATET JOURNALの発行

    劇場演出空間全般に関連する情報提供を目的とした機関誌JATET及び劇場演出

空間技術並びに協会内の活動情況の情報提供を目的としたJATET JOURNALをそ

れぞれ年2回交互に発行し、会員及び関係先に頒布する。

 

4.定款第4条(事業)該当事業

  平成21年度中に実施予定の定款第4条掲載事業項目に該当する主たる事業は各々次の

通りである。

(1)劇場演出空間施設に関する調査及び研究

・技術委員会所属6部会(建築・機構・照明・音響・映像・美術)調査研究活動

(2)劇場演出空間施設に関する標準の検討、作成及び普及

・技術委員会所属6部会調査研究活動

・JATETフォーラム2009開催

・講演会、研修会開催

・JATET規格発行

・インターネット情報提供

(3)劇場演出空間施設に関する展示会・見本市の開催

なし

(4)劇場演出空間施設に関する情報の収集及び提供

・技術委員会所属6部会調査研究活動

・JATETフォーラム2009開催

・劇場演出空間施設見学会

・講演会、研修会開催

・機関誌JATET発行

JATET JOURNAL発行

・インターネット情報提供

(5)劇場演出空間施設に関する人材育成

   ・JATETフォーラム2009開催

・講演会、研修会開催

・劇場演出空間施設見学会

・舞台技術セミナー協賛

(6)劇場演出空間施設に関する内外関連機関・団体等との交流

   ・国際交流部会調査研究活動

   ・OISTAT本部建築・技術委員会活動参加、OISTAT日本センター活動

    支援

・(社)全国公立文化施設協会、(社)日本照明家協会、全日本舞台テレビ照明事

業協同組合、日本舞台技術総合研究センター、日本舞台音響事業協同組合、日

本舞台美術家協会他関連団体提携事業促進

(7)その他本会の目的を達成するために必要な事業

該当事業なし